ママ友とのグループLINEで意味深な発言をされた筆者の知人。
あえて目に付くように発信したそのママ友の意図は何だったのか──知人から聞いたエピソードを紹介します。

多くのママは、「おめでとう!」「園で会うときはよろしくね!」など温かい言葉をかけてくれました。しかしメンバーの1人、Cさんというママは、「抜ける人は抜けても、私たちの絆は変わらないよ!」とメッセージを流してきたのです。

Cさんのメッセージの意図が、私にはよく理解できませんでしたが、なんとなく私への悪意を感じずにはいられませんでした。

後日、真意を知る

その後、バス停ママとのグループLINEにもいて、個人的に仲の良かったママ友にあのときのCさんの発言の意味を相談してみました。

すると彼女は、「Cさん、あなたがマイホームを買ったことが悔しかったみたいだよ。『アパート仲間がまた1人減った』って言ってた」と教えてくれました。

マイホームを購入するか、賃貸で暮らすかは、色んな考え方がありどちらがいいとは一概に言えません。しかし、私が住んでいるのは戸建てが多い地方ということもあるのか、住環境や生活スタイルを優先したという事実よりも、「マイホームを建てた」ということが、良くも悪くも注目されてしまうというふしも。

その後Cさんは、園で会っても私を避けており、私もあんなことを言われた手前どう話しかけていいか分からないので、距離が開いてしまいました。人と人との関係性には、生活環境の変化が影響することがあるという事実を学びました。引っ越しという大きな変化の際に、すべての人と今まで通りというわけにはいかないのかもしれません。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

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