スマホやPCで検索すれば、大体のことは調べられてしまう便利な世の中になりましたね。しかし、便利がゆえに使いすぎてしまう……という落とし穴もあるようです。今回は筆者が第一子を妊娠した時に直面した問題をご紹介します。
画像: 初めての妊娠で不安になり「検査魔」になった私。先輩ママを質問攻め →『想定外の答え』が返ってきた

検索魔

結婚して数年、待望の第一子を妊娠しました!

初めての妊娠はわからないことだらけです。
どの程度の症状で受診すべきなのか、食べないほうがいいものややってはいけないこと、つわりで食べられなくても問題ないのか、右も左もわかりません。

その都度ネットやSNSで検索することで安心感を得る成功体験をした私は、あっという間に検索魔になりました。

暇さえあればSNSで情報収集。
「このタイプの肌着は使わなかったママさんが多いのね」
「オムツやミルクは出産後に買うので問題ないのか!」

情報過多

何でも調べていると「こっちのサイトにはよいって書いてあるけど、こっちのサイトにはダメって書いてある……」といった風に、反対にわからなくなってしまうことも多々。

妊娠後期に入った頃には、情報過多で何を準備すればよいのかわからない状態になってしまったのです!

そこで私は一番身近な先輩で、2歳児と0歳児の子育て中の妹にわからないことを尋ねることにしました。

質問攻め

当日、私はわからないことを事細かにメモして準備。

妹に
「ネットではわからなかったんだけど、店頭で4重ガーゼと6重ガーゼがあったの。どっちを選べばいいの?」
「スタイや靴下は必要派と不要派に分かれてるみたいなんだけど、私はどうしたらいいの?」
と気になっていたことを片っ端から質問しました。

すると妹からは想像もしていなかった答えが返ってきたのです!

正解はネットにない

「あのねお姉ちゃん、赤ちゃんも1人1人違う人間なんだよ」
「ネットになんて書いてあっても、肌が丈夫な子は肌荒れしないかもしれないし、大人にだって朝が苦手な人がいたり、夜型人間がいたりするんだから、赤ちゃんも夜泣きするかもしれないししないかもしれない」
「神経質になってSNS通りに子育てしても正しいかはわからないよ。目の前にいる赤ちゃんと向き合って必要なことをしていけばいいの」

妹の言葉に私はハッとさせられました。

私が向き合うべきは大勢の赤ちゃんではなく、今お腹にいるこの赤ちゃんです。

ネットの情報を参考にすることは悪いことではありませんが、いきすぎて依存してしまわないよう改めようと決意しました。

【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.