幼い子を連れてお出かけすると、予想もしないハプニングを体験する事もありますよね。
今回は筆者の思わずクスッとしてしまった体験をお話しします。

まさかの優しい発言に、周りも笑顔

「女の子には優しくするんだよ。僕は4歳だから立てるんだよ!」

と、大きな声でまさかのレディーファースト宣言をしたのです。
これに対し、その女性は驚きながらも満面の笑み。息子の言葉で周りの人達もニッコニコです。

「じゃあおじさんの席座る?」

と横に座っていた男性が言うと、息子は一瞬悩んだようでしたが、

「分かった! 代わりばんこで座ろうね」

と、すんなり男性と入れ替わって座っていた息子に、周りも笑っていました。

日頃から「男女関係なく周りの人達には優しくする事」と伝えていましたが、何故か「女の子優先」の意識が高かったようです。しかし、その根底には、誰にでも親切にしたいという純粋な気持ちがあったのだと感じました。
4歳で人に優しくする事が身についていて、とても嬉しく思いました。

周りの人達がとても優しくて本当にありがたかったですし、息子の成長も感じられて幸せを実感した出来事でした。見知らぬ人同士が温かく交流する一瞬に立ち会え、私自身も誰かに優しさを分け与える事の大切さを改めて学べた旅になりました。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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