子ども同士の付き合いから生まれる、ママ友とのちょっとしたトラブル。たとえ些細なことでも、相手の対応ひとつで、心の中に小さな違和感が生まれることもありますよね。今回は、筆者の友人が体験したエピソードをご紹介します。
画像: 「男の子だから仕方ない」? 借りパクゲーム破壊事件に「お互い様」で逃げたママ友を、スカッと成敗!

貸したゲームが返ってこない!

最近、Yさんというママ友との間で、ちょっとしたトラブルがありました。
きっかけは、私の小学生の娘が、自分のゲームをYさんの息子に貸したこと。

娘は、Yさんの息子がほかの友達と一緒に我が家に遊びに来たとき、「どうしても貸してほしい」と頼まれ、ゲームを貸したのだそうです。

ところが、何ヶ月たってもゲームは返ってきません。

仕方なく私がYさんにLINEで催促すると、
「ゴメーン! うちの子、借りたゲーム壊しちゃったみたいで! 男の子って本当やんちゃで困るわ~」
という返信が来ました。

「男の子だから仕方ない」にモヤモヤ

モヤモヤしながらも、「申し訳ないんだけど、修理代を負担してもらえるかな」と送ると、Yさんからは驚きの返信が。

「え、修理代? 男の子だし、正直こんなの日常茶飯事だよ? みんなお互い様だって感じだし、ちょっと神経質なんじゃない? そっちは女の子しかいないから分からないかぁ(笑)」

と、まるで私を馬鹿にするような言い方でした。
男の子が活発なのは分かります。でも、これはちょっと違うのではないかと感じました。

背中を押してくれた言葉

子どもが物を壊したら、親が弁償するのが当たり前だと思っていた私にとって、Yさんの言葉は衝撃でした。
うちは女の子しかいませんが、そんな考え方はしたことがありません。

ふと思い立ち、私は別のママ友に相談してみました。
彼女も男の子を2人育てているのですが、私が経緯を話すと、目を丸くして言いました。

「え、うちも男の子だけど、そんなのありえないよ! 物を壊したら、きちんと謝って弁償するのは当たり前。それを『お互い様』で済ませるのは非常識だよ」

その言葉を聞いた瞬間、私の中のモヤモヤは確信に変わりました。

勇気を出して伝える大切さ

正直、波風を立てたくないという気持ちもありました。
けれど、ここで曖昧にするのは違う──そう思い、私は毅然とした態度でYさんに伝えることにしたのです。

「壊してしまった以上、弁償していただきたいのですが」

最初は渋っていたYさんも、私の真剣な態度に観念したのか、最終的には弁償に応じてくれました。

今回のトラブルを通して、「物を大切にすること」、そして「もし誰かの物を壊したら謝罪と弁償をする」という当たり前の常識を、改めて自分の子どもに伝えていきたいと思いました。

皆さんならこんなとき、どうされますか?

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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