今回は筆者の知人Aさんのお話です。Aさんは小さい頃、父方の祖母からあからさまな孫差別を受けていたことを話してくれました。強い男尊女卑思想を持つ祖母は男の子であるいとこだけを可愛がるので、何度も父や親戚と揉めたこともあるほど。しかし祖母にとっては当然のことのようで、孫差別は日常的なものでした。そんな振る舞いの祖母は、幼いAさんにはどのように映っていたのでしょうか?

いとこは同じ年齢でも男の子だから扱いが違うんだ

画像1: いとこは同じ年齢でも男の子だから扱いが違うんだ
画像2: いとこは同じ年齢でも男の子だから扱いが違うんだ
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日々のあからさまな差別から、「自分のおばあちゃん(本物)」ではなく、「いとこくんのおばあちゃん(ニセモノ)」だと思っていたAさん。むしろ、母方の祖母が優しかったためそちらを「本物のおばあちゃん」と思っており、孫差別も何も感じていませんでした。子どもの発想は独特ですね。ちなみに、このおばあちゃんですが、さすがに「ニセモノ」と言われたのは複雑だったようで、何も言えず、ただ黙っているだけだったそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:大葉みのり
FTNコラムニスト:橘るい
IT企業での激務を経験する中、落ち込むことがあった日でも、ほっこりしたり笑える良い話に勇気づけられ、自らも読者を元気づけたいと思いライター業をスタート。キャリアを生かして、友人知人に取材。記事にするコラムライターとしてltnで活動中。

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