人生には、思いがけない出来事が起こるものですよね。幸せの絶頂から突然の悲しみに突き落とされることもあれば、苦しい中で大切な人の意外な一面に気づかされることも。今回は、筆者の友人のエピソードをご紹介します。
画像: 「どうして何も言わないの、、、?」流産後も【無言の夫】→ そこにあった『不器用すぎる愛情』とは

喜びから一転

妊娠が分かった時、夫は私以上に大喜びでした。
子どもの名前を考えたり、ベビーカーやチャイルドシートについて熱心に調べたり……。

「気が早過ぎるよ」と私が苦笑するほど、夫は家族が増えるのを心待ちにしていました。

しかし、その幸せは長くは続きませんでした。
わずか数週間で、私は流産してしまったのです。

病院でそれを告げられた帰り道は、現実を受け入れられず、ただただ呆然としていました。

励ましの言葉と夫の沈黙

その後、親族や友人たちが、私のことを心配し、たくさんの励ましの言葉をかけてくれました。

「まだ若いんだし、大丈夫!」
「きっと次があるよ!」

その優しさはとてもありがたかったものの、何か言われるたびに胸は締めつけられました。
まだ現実を受け止められていないのに、前に進むことを強要されているような気すらしてしまったのです。

そんな中、夫だけは何も言いませんでした。
我ながら自分勝手だと思いつつも、周囲が声をかけてくれる中、夫の沈黙を冷たく感じたこともありました。

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