人の思いやりは、周りの人も温かい気持ちにさせてくれます。全盲のマッサージ師さんに自然に声をかけ、肩を貸して歩くステキな中学生。筆者が通勤途中に見た心温まるエピソードをお届けします。
画像: 全盲の人に、中学生が「荷物持ちますよ!」それだけでなく──『温かいやり取り』に「胸がいっぱいになった」

通勤で出会うマッサージ師Kさん

私が介護施設に勤めていた頃、同じ施設で全盲のマッサージ師Kさんが働いていました。
Kさんはバス停から白杖をついて徒歩で施設に向かいます。
通勤途中に出会うと、「肩を貸してくれる?」と声をかけられ、一緒に歩くこともありました。

中学生の登場

ある日の通勤時、少し先を歩いているKさんを見かけました。追いかけて声をかけようとしたその時、私の横を2人の中学生が走り抜け、Kさんに声をかけたのです。
「何かお手伝いしましょうか?」
「荷物持ちますよ!」
突然の申し出にも、Kさんはにっこり笑って答えました。
「ありがとう、じゃあ肩を貸してくれる?」

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