新幹線での移動中、周りの音が気になること、ありますよね。筆者の友人・陽子さん(仮名)は、出張の新幹線でイライラが限界に。でも、予想外の展開が待っていました。

小さな音楽の先生

とうとう我慢ができなくなり、陽子さんがPC画面から顔を上げた瞬間。

前のシートの隙間から、かわいい顔がひょっこり。

「ねえねえ、ずーっと音がちがうよ! さわがしいーまちーにだよ」

小学校低学年くらいの男の子。

堂々とした指摘だった。

「なに? もう一回やって」

男性も真剣に聞き返します。

「だから、さわがしいーまちーにだってば」

その様子に、隣のお母さんが慌てて謝罪しました。

「ちょっとお邪魔しちゃだめよ。電車は静かにしないと。ごめんなさいね」

イライラがすっ飛んだ

お母さんの一言で、男性がハッと我に返りました。

「あ! お仕事してましたよね。私が一番ダメでした。こりゃ失礼」

慌てて陽子さんに謝る男性。

陽子さんは笑いをこらえるので必死。

一方、男の子は大爆笑。

あのイライラは、一瞬でどこへやら。

おかげで肩の力も抜け、お客さんとのビジネスも上手くいったといいます。

イライラが笑いに変わる瞬間。 新幹線って、思わぬドラマがあるものですね。

【体験者:40代・女性/コンサルティング、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。

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