よく手伝ってくれる夫はいい夫、なのでしょうか……? 筆者の知人Aさんは、1歳の子どもを育てるワーキングマザー。夫は家事や子育てをよくやってくれるタイプなのですが、Aさんは夫に対し不満を抱えているそうです。ささいな言動なのに気になってしまう。あなたもAさんのような不満を抱えていませんか?

やって”あげる”って何?

Aさんが仕事を終えて家に帰ると、夫と息子が待っていました。

「おかえり。ごはんも作ってあげたよ。お風呂も入れてあげようか?」

疲れて仕事から帰ってきて、温かいごはんが待っている。嬉しいのですが、Aさんは夫の言い方が気になります。

やってくれること自体は嬉しいのですが、“あげる”という言葉に引っかかってしまうのです。いつも「やってあげる」と言われることで不満が募ったAさんは、夫に訴えることにしました。

やってくれてありがとう

「お迎えもごはんもありがとう。でも“あげる”って言い方がすごく嫌だ」

Aさんと夫は話し合いました。家事や育児は夫婦で担うものなのに、あげると言われると「まるで上下関係ができている」ように思えて辛かったAさん。

夫は無意識にあげると言ってしまっていたと話してくれ、これからは気をつけることになりました。

不思議なもので、夫が発言を改めてから、Aさんにはより感謝の気持ちが生まれました。夫がすることに自然と「やってくれてありがとう」と思えるようになったのです。

していることは変わらないのに、どのような言葉をかけるかでまったく印象は変わってしまうもの。Aさんは自分自身も気をつけて言葉を発していきたいと思っています。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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