筆者の友人・A美は雑貨店を経営しています。2年ほど前から売り上げがのびはじめて、店舗を拡大するタイミングでアルバイトを募集することになったのですが……。A美が同じ親として考えさせられたというエピソードをご紹介します。
画像: 「うちの子に仕事を任せないなんて!」「はい?」問題児アルバイトの“母親”が、店に怒鳴り込んできて!?

アルバイトのH

私が経営する店舗で、初めてアルバイトとして採用した人は4人いました。
そのうちの3人はとても積極的に仕事を覚えてくれて、私はずいぶん助けてもらったのですが、問題だったのはもう一人のアルバイトのH。

Hは見え透いた嘘を言って遅刻したり、急にシフトに入れなくなったとドタキャンして休んだりすることが多い子でした。
当然Hは他の子よりも仕事を覚えることも遅くなり、時給UPもできない状態に。
他の子の時給が上がっているのを知ると、連絡すらしてこなくなってしまったのです。

謎の女性

Hが連絡をしてこなくなってから1ヶ月ほど経った頃、お店に50代くらいの女性がやってきました。
あまりにも険しい顔をして入ってきたため、私は瞬間的にお客様ではないと感じました。

その女性はつかつかとレジのところにいる私のところへやって来て「あなたが店長さん?」とつっけんどんな感じで言ってきたのです。

「そうです」と答えると「Hですが!」とものすごい剣幕で睨みつけてきました。
私が呆気にとられていると、その女性は鬼のような形相で、文句を言ってきたのです。

「あなた、うちの子に仕事を任せないんですって? 自分だけ教えてもらえないって悩んでるのよ! いったいどういうつもりなの!」

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