筆者は数年前に乳がんの手術を行い、抗がん剤治療で身体中の毛が抜けてしまいました。「時間が経てば生えてくるよ」という医師の言葉も虚しく、未だに薄毛に悩んでいます。これはそんな状態の筆者が経験したエピソードです。
画像: 薬の副作用で、帽子とマスクが欠かせない私に「非常識よ!」保護者の説教に絶句 → その時、先生が

副作用

私は数年前に行った抗がん剤治療の副作用が凄まじく、頭髪はもちろん、眉毛、まつげなど、全身の毛がすべて抜け、年月が経った今でも薄いままの状態です。

特に頭髪は前髪だけが生えていないため、薄さを隠すため、いくつもの帽子を購入し、ウィッグにも挑戦しました。
しかし、ウィッグはなかなか合う物がなく、どうしても手軽にカバーできる帽子に頼っている状況だったのです。

息子が中学に進学し、部活動に入ったため、試合の送迎や応援などに参加する機会が増えました。
未だに免疫力が極端に低く、感染症には注意しないといけないため、どこへ行くにもマスクは手放せません。
帽子を目深にかぶり、マスクをしている『変な人』と思われないか、とても心配でした。

クレーム

私は同じ部活の同級生のママ友には病気のことを話していました。
しかし、上級生の保護者とは話す機会がなかったため、知らない人の方が多かったのです。

そんなある日、部活の保護者会が開かれました。
それぞれが自己紹介をすることになり、私が挨拶をしようとすると、いきなり2年生の保護者が文句をつけてきたのです。

「ちょっと! 話すときぐらい帽子取りなさいよ! コロナも落ち着いたのにマスクまでして、何なの?」

私は事情を話したのですが「そんなの知らないわよ! 非常識じゃない?」と言われてしまいました。

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