幼稚園への入園。我が子が初めて迎える集団生活への第一歩ですよね。
楽しい園生活を送ってほしい。親は願いを込めて我が子に合った幼稚園を探しますが......
今回は筆者が実際に体験した話をお届けします。
画像: 「これが保活か、、、!」早朝5時から園の前をうろつく“怪しい影”。2時間後 →『想像を絶する光景』が

幼稚園入園に向けて

娘が幼稚園に入園する前年の話です。
私が住んでいる地域には幼稚園がたくさんあり、それぞれの園が毎年10月半ばから次年度の園児の募集をかけます。

保護者は希望する幼稚園の入園願書を手に入れ、記入後それを園に提出するのですが、この願書提出が一大イベントなのです。

私たち家族が希望した幼稚園は、先着順で入園の可否がほとんど決まる園でした。
つまり、願書の受付が募集人数に達し次第、締め切るという仕組みです。

そのため当然、できるだけ早く行って提出しなければ! と思う訳です。
その「早く」が何時なのかという問題なのですが……。

早朝から始まる戦い

あまりにも早く行きすぎて長時間並ぶのはキツイ、と思うのは皆同じです。
早朝から偵察に行ってくれた夫の話によると、朝5時前から、お父さんと思われる男性たちが幼稚園の前に集まり始めます。そしてお互いの様子を伺いながら、遂に誰かが並び始めた瞬間、一気に行列が出来たそうです。

7時過ぎには大行列になり、幼稚園の前はただならぬ緊張感と熱気に包まれて、独特な雰囲気だったということでした。

幼稚園の入園願書提出でこの熱量なら、将来の高校や大学受験の時は一体どんな雰囲気なんだろうと想像したものです。

無事に入園出来ましたが

ちなみに入園を希望した幼稚園は、付属学校などのいわゆるお受験幼稚園ではなく、一般的な私立幼稚園です。

願書提出日は毎年11月の決まった日。

頑張って並んだ結果、娘は無事に入園出来ましたが、何年経っても11月のこの日が来ると、あの緊張感と熱気を思い出します。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:田辺詩織
元医療事務、コールセンター勤務の経験を持つ在宅ワーカー。文学部出身で、文章の力で人々を励ましたいという思いからライターの道へ。自身の出産を機に、育児ブログを立ち上げ、その経験を生かして執筆活動を開始。義実家や夫、ママ友との関係、乳幼児期から中学受験まで多岐にわたる子育ての悩みに寄り添い、読者が前向きになれるような記事を届けている。

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