人と人との関係では、「言わなければ分からない」ことがたくさんありますよね。言いにくい間柄でも、自分を守るためには、勇気を出して伝えることも大切なのかもしれません。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。

ついに爆発した私の気持ち

ある日、義母にまた「その化粧、年相応じゃないわね。自分が何歳か分かってるの?」と嫌味を言われ、ついに私は我慢の糸が切れました。

そしてその夜、私は夫にはっきりと言ったのです。

「ねえ、お義母さんに悪気がなければ、私が全部我慢しなきゃいけないの? 悪気はなくても、私は傷ついてる。その事実はどうなるの?」

状況を変えた一言

私の言葉に、夫は言葉を失いました。
初めて、自分の態度がどれほど私を傷つけていたかに気づいたようでした。

それから夫の態度は少しずつ変わり、義母の言動に対しても私の気持ちを優先して話を聞き、きちんと「そういう言い方はやめてくれ」と伝えてくれるようになったのです。

あのとき、自分の気持ちをちゃんと言葉にしたからこそ、状況が動き出しました。
「悪気がない」のは免罪符にはならない。自分を守るためにも、自分の気持ちを伝えるべき相手に伝えることの大切さを痛感した出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.