将来に関する「もしも」の話は、なんとなく縁起が悪いと感じて、つい先送りにしてしまいがちですよね。しかし、ある日突然やってくる「もしも」は、心の準備を待ってはくれません。今回は筆者の知人が実際に経験した体験談をご紹介します。
画像: 「まさか、うちの子が」避けてきた『遺産』の話。夫が急死した途端 → 平和な家族が【壊れてしまったワケ】

まさかの出来事

夫が生きている間、私は遺産の話を子どもたちとは一切してきませんでした。
「縁起でもない」という気持ちが強く、わざわざ触れる必要はないと考えていたのです。

娘と息子は二人とも成人していて、分別もあり、何より姉弟仲がとても良かったので、万が一のことがあっても、きっと穏やかに譲り合ってくれるだろうと信じていました。

将来の心配より、今の平和を大切にしたい。そんなふうに考えて、まさかその「平和」が揺らぐ日が来るなんて、夢にも思っていませんでした。

突然の別れと動き出す現実

しかし昨年、全く予想していなかったタイミングで夫が他界しました。そして、その瞬間から状況は一変。

最初は、どこに何があるのか、どのように分けるべきか、といった軽い確認のつもりだったのです。

ところが、娘は形見の品に強い思い入れを主張し始め、息子は現金や投資の分配について、具体的な金額を求めてきました。

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