筆者の話です。
膝が悪く杖を使いながら旅行を楽しむ私は、空港での移動にいつも気を張っていました。
ところが「優先搭乗」を案内してもらったことで、迷惑をかけているかもしれないという不安から解放され、旅そのものをもっと楽しめるようになったのです。

「優先搭乗」を勧められた日

ある日、搭乗前のロビーでスタッフの方から「優先搭乗をご利用になりますか?」と声をかけてもらいました。
妊娠中の人、小さなお子様連れ、お手伝いが必要な乗客が対象となるこの制度、杖をついている私も使ってよいとのこと。

試しに利用してみると、人より少し時間がかかる私でも落ち着いて座席に向かうことができ、これまで感じていたストレスが嘘のように消えたのです。
付き添いである同行者も一緒に搭乗できたことで、周囲に迷惑をかけているのではという不安からも解放されました。

安心をもたらす制度に感謝

後日、一緒に優先搭乗した友人が、車いすを利用している両親との旅行でこのサービスを思い出し「両親との旅行で利用できて本当に助かった」と声をかけてくれたことも。
実際に「安心して搭乗できた」と報告を受け、私も改めてこの制度のありがたさを実感しました。

もちろん、スムーズな運営という側面もあるでしょうが、私のように移動に不安を抱える人にとっては、旅を諦めずに済むように配慮された心強い制度です。
足元に不安のある私に、すぐさま声をかけてくださる空港スタッフの方に感謝しつつ、知っていてよかったと心から思える体験でした。

【体験者:50代・女性筆者、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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