どんなお店も、行きつけになるのは「信頼関係」が築けているからではないでしょうか?
今回は筆者の友人A子さんの、思わずため息が出てしまう体験談をご紹介します。

そんなことまでお客に喋るの?

「よくぞ聞いてくれました!」と、待ってましたと言わんばかりに、ネイリストさんは愚痴を言い出しました。
彼氏と大喧嘩をしていることがメインで、今までの寡黙キャラは嘘だったのか? と言わんばかりに、相槌を打つ間もないほど早口で話し始めました。
正直、ちょっと聞くのが疲れるほどでしたが、こちらから尋ねた以上しっかり聞かなくては! と、相槌を入れながら聞いていたA子さん。

彼氏の愚痴が一通り終わると、次はなんとお客さんの愚痴を言い出したのです。

「さっきのお客さんで~」

と、施術内容の愚痴やら、態度が悪かったやら。
結局仕上がるまで延々と愚痴を聞かされ、A子さんはもうぐったり。
対照的にネイリストさんはスッキリした顔で、

「またお待ちしてまーす♡」

と、今まで見たことのない笑顔で、お見送りをされたのです。

彼氏の愚痴はともかく、お客に他のお客さんの愚痴はダメではないでしょうか?
自分のことも、他の誰かに愚痴っていたのでは? と勘ぐってしまいます。
かなり気に入ってたので残念ですが、もう行くのはやめようかと考えてしまいました。

【体験者:30代・女性OL、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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