筆者の友人・里香さん(仮名)は、姑の「昔は大変だった」マウントにうんざり。しかし、里香さんのスケジュールを突きつけた瞬間、姑は絶句しました。
画像: 姑は「昔はもっと大変だった」マウントが大好き! だったけど → 嫁の『鋭い反撃』にタジタジ!

昔はもっと大変?

里香さんは2歳の娘を育てながら、フルタイム勤務を続けています。

それにもかかわらず、姑は
「最近のママは楽でいいわね。私たちの時代はもっと大変だった」とチクリ。

いつも否定される度にモヤモヤが募っていました。

「時代が違うのに……」

心の中でつぶやいても、言い返すことはできません。

止まらない比較にため息

姑はことあるごとに
「昔は大変だった……」と昔語りを繰り返します。

「昔は洗濯機もなかった」
「手作りが当たり前だった」
「私は3人も育てたのよ」

里香さんの努力を認めることなく、いつも「昔は」マウントばかり。

「どれだけ頑張っても理解してもらえない」

そんな虚しさが里香さんの心を支配していました。

密着“家事24時”スケジュール

ある日、何気なく舅が尋ねました。

「昔と今って何が違うの?」

その瞬間、里香さんは「待ってました」とばかりに反撃開始。

「朝5時起きで、お弁当と朝食作り。
洗濯しながら娘を起こして、
保育園の準備。
送り届けてからフルタイム勤務。
夕方はお迎えに行って、その足で買い物。
帰宅後は夕食、風呂、寝かしつけ……」

息つく暇もない1日を淡々と説明していきます。

「平日は家事と育児と仕事で、
ものすごい速さで過ぎていって、
土日も子どもの相手がほとんどですね」

「でも、時代が変わっても、母としての忙しさは同じですよね」

最後はあえてやわらかく締めくくりました。

沈黙のあとに

姑は凍りついたように黙り込み、しばらく固まったまま。

「それは……本当に大変ね」

ぽつりと漏れた言葉。

ようやく理解と労いの言葉が返ってきた瞬間、里香さんは少しだけ報われた気持ちになりました。

それ以来、姑の態度は少しずつ変化。

「お疲れさま」の一言が増え、マウントをとることも減っていったそうです。

もっと早く、今の子育てママの働くリアルを伝えていれば、こんなにモヤモヤすることもなかったかもしれません。

でも、今では姑との関係も改善されたそうです。

【体験者:30代・女性/会社員、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。

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