過干渉な母に29歳でも門限は夜10時を強制され続けた筆者。「娘は一生一緒にいるもの」と信じる母が35歳で突然「早く孫を」攻撃に豹変! 限界を迎えて実家を出た時に感じた、初めての自由とは。

突然の豹変に絶句

35歳を過ぎたある日、母の口から信じられない言葉が出ました。

「あなた、いつ結婚するの?」
「早く孫の顔を見たいわ」

……は?
あれほど妨害しておいて、今さら?

しかも近所の娘さんとの比較まで始まりました。

「吉田さん(仮名)の娘さんは素敵な人と結婚した」
「ユリちゃん(仮名)はもう二人目よ」

じゃあ、どうやって出会えというのでしょう。

心の糸がぷつんと切れ、「もう無理」と声が漏れました。

大げんかの末、
「合い鍵は渡さないから」とだけ告げて家を出ました。

鍵の音、はじめての自由

ワンルームの鍵を閉めた瞬間、胸が軽くなりました。

夜更かしも寄り道も、全部自分で決められるのがうれしかったのです。

母の影から離れたことで足かせが外れ、相手ともきちんと向き合えるようになりました。

今は40代、子育てに追われる日々。母も孫を前に笑顔です。

もっと早く気づけば20代は違ったかもしれません。
でも、このタイミングこそ私の正解。そう思えるのです。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。

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