皆さんには「推し」がいますか? 推すという行為に、年齢も性別も関係ありません。何かに夢中になる気持ちは、いくつになっても人生を豊かにしてくれますよね。今回は筆者の友人が、母親との「推し活」をめぐる話を聞かせてくれました。

さらに、終演後、母は頬を赤らめながら私に言いました。
「あんたが夢中になる気持ち、今なら分かるわ。あの頃はごめんね」

その言葉に、私の胸の奥はじんわりと熱くなりました。
長年抱えていた、理解されない悲しみが解けていくようでした。

何歳からでも推し活は楽しい!

最近の母は、劇団の公演予定を手帳にびっしり書き込み、新しい服やアクセサリーでオシャレを楽しんで観劇仲間と交流しています。

先日も「東京公演に行くんだけど泊めてくれない?」と連絡が来て、私は「もちろん! 推し活、最高でしょ?」と返信しました。

昔の私が救われたような気がして、ようやく過去の母とのことも水に流すことができました。

それと同時に、人生は何歳からでも色づくのだということを、母が教えてくれたと実感しています。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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