これは筆者自身の体験です。
ある平日の朝、混み合った電車で出会ったベビーカーのお母さん。困っているように見えたので「助けなきゃ」と思わず行動しましたが、その親切は思いがけず裏目に。やんわり断られた出来事から、相手に寄り添う本当の親切について深く考えさせられたお話です。
画像: ベビーカーを押す女性を助けようとしたら【逆に困らせてしまった私】→ 女性の言葉に『反省したワケ』

混み合った電車で出会ったお母さん

ある平日の朝、少し混み合った電車に乗ったときのことです。私は扉の近くに立っていましたが、そこへベビーカーを押したお母さんが乗り込んできました。まだ小さな赤ちゃんがいて、ぐずりそうな様子。周囲の視線が少し冷たく感じられ、「助けなきゃ」と気持ちが焦りました。子育て経験はないのに「困っている人を見過ごすのはよくない」と思い込んでいたのです。

善意で動いたつもりが裏目に

次の駅で人がどっと降りた瞬間、私は勇気を出して「持ちましょうか?」と声をかけました。ところが反応を待つ前にベビーカーへ手を添えてしまい、お母さんは少し困った顔。「大丈夫です、今は自分で持ち上げたほうが楽なんです」とやんわり断られてしまいました。その一言に私は固まり、「なぜ受け取ってもらえないの?」と恥ずかしさが込み上げてきたのです。周囲の視線も気になり、顔から火が出そうでした。

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