これは筆者の友人Tさんから聞いたお話です。
共働きで慌ただしい毎日を送るTさんは、小学2年生の長男が宿題そっちのけでスマホやテレビに夢中なことに悩んでいました。ある夜、「今日はスマホもテレビもダメ!」と声を荒げてしまったことで親子関係がぎくしゃく。しかし、担任の先生のひと言をきっかけに、思いがけない展開へとつながっていったのです。

「スマホタイム表」で親子に変化が

その夜、Tさんと長男は一緒に「スマホタイム表」を作ることにしました。内容はとてもシンプルで、「宿題60分→15分スマホ→夕食→15分スマホ」といった時間区切りのルール。守れたらシールを貼る仕組みにすると、次の日から変化が現れました。長男は自分で表を確認し、宿題にスムーズに取りかかるように。親が口を出さなくても「やることを自分で決められる」ことに喜びを感じている様子に、Tさんは胸がじんわり温かくなったといいます。

自主性を育てるきっかけに

この体験を通じて、Tさんは母親として大きな学びを得ました。叱るだけでは伝わらないこともあり、子どもに“考える機会”を与えることで初めて自主性が育つということ。そして、先生のような第三者からの柔らかい言葉が、親の言葉以上に子どもの心に届く場合があるということです。今では親子の時間も以前よりずっと穏やかになり、Tさんは「先生のひと言に救われた」と心から感謝しているそうです。

【体験者:40代・女性会社員 回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.