新入社員の友人に任されたのは「電話対応」。必死に受話器を取っていたものの、手が回らない時でも、先輩や上司は一向に動きません。理由を尋ねたときに返ってきた答えは、思わず絶句するもので……。筆者の友人が体験談を語ってくれました。

返ってきた“まさかの言い分”

そんなある日、たまたま先輩と2人になったときに、思い切って聞いてみたのです。

「あの、すみません……私が離席しているときは、電話、取ってくださらないんですか?」

すると返ってきた答えは、

「いや〜、もう電話の取り方、忘れちゃっててさ」

という驚きの一言。

なんと、電話対応を長らく新人任せにしていたため、外線の取り方すら覚えていないと言うのです。

驚くというより、あきれてしまいました。

そして私が出した答え

いくら「電話は新人の仕事」とはいえ、社会人である以上、基本的な電話対応くらいはできて当たり前なのでは?

しかも先輩や上司ともあろう人が、取り方を“忘れた”なんて。

結局それ以降も、電話はほとんど私の仕事として定着。

新人時代に一番緊張したのが電話応対でしたが、今思えば「電話=新人の仕事」と決めつけてしまう職場の風潮こそ、問題だったのかもしれません。

それが原因ではありませんが、私は1年でその職場を辞めてしまいました。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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