長年の習慣として受け継がれてきた働き方を見直すのは、なかなか勇気のいることですよね。しかし、ちょっとした視点の変化が、驚くほど良い変化をもたらすこともあるようです。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。

職場の常識を覆したプレゼン

配属されてから半年ほどが過ぎたある日、K田くんは突然、部長に「業務効率化ツールが完成したので、導入を提案します」と、まさかのプレゼンを始めました。

なんと、K田くんは定時で帰宅した後、毎日プログラミングを独学で勉強し、私たち部署の全員が頭を抱えていた面倒な手作業を全て自動化するシステムを、開発していたというのです。

ずっと時間を取られていた作業が、ほんの数秒で完了する光景に、部長はもちろん、その場にいた全員が息を呑みました。

本当に価値のある働き方

K田くんが開発したツールが導入されてから、私たちの部署の働き方は劇的に変化しました。

無駄な作業がなくなったおかげで、残業時間は大幅に減り、私たちは本当に価値のある仕事に集中できるようになったのです。

これまで陰口を叩いていた先輩たちも、今では彼のプログラミングスキルに一目置いています。
私も、凝り固まった考え方を恥じるとともに、彼の行動力に心から感動しました。

K田くんの行動は、「最近の若い子は……」と苦々しい顔をしていた私たち全員の働き方を、より豊かに変えてくれたのです。

「若いから」「新人だから」というだけで判断せず、柔軟な目で物事を見る大切さを再確認した出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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