身近な人からの悪気のない一言に、心をチクリと刺された経験はありませんか? 「悪気はないんだから」と自分に言い聞かせてやり過ごすうちに、心には少しずつ澱が溜まっていくのかもしれません。今回は、筆者の友人の話をご紹介します。
画像: 母の「良かれと思って」は、まるで呪いの言葉。婚約者への【デリカシーのない一言】に、もう我慢の限界

「良かれと思って」という呪いの言葉

昔から、母は事あるごとに「太ったんじゃない?」「そんな服を着てみっともないわね」と私のこと値踏みし、「そんなの似合わないわよ」と、化粧や髪型を否定してきました。

少しでも反論しようものなら「良かれと思って、あなたのために言っているのに」の一点張り。

悪気がないのは分かるのです。
だからこそ、私はいつも曖昧な態度で、その場をやり過ごしてきました。

婚約者への心無い一言

しかし、そんな私の我慢は、ある日限界を迎えてしまいました。

結婚を決めた彼を、初めて母に紹介した日のことです。
緊張する彼を前に、母は最初こそにこやかでした。

ところが、ほっと胸をなでおろしたのも束の間、彼が少し席を外した瞬間、母は私の耳元で囁いたのです。

「本当にあの人でいいの? わざわざあんな平凡な人を選ばなくても、あなたなら、もっと条件のいい人がいるでしょうに」

血の気が引きました。
私のことならまだしも、彼のことまでそんな風に言うなんて。

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