かつて毎日のように一緒に遊んでいた近所の子どもたち。成長とともに顔を合わせる機会は減りました。ところがある日、久しぶりに出会った子の姿に、友人は驚いて……。友人が、体験談を語ってくれました。

ハッとした“成長の証”

「野球がんばってるんだね」と私が声をかけると、Yくんは「はい、そうなんです。野球部入ってまして」と、なんと敬語で答えてきたのです。

えっ、敬語!? あんなに小さくて、人懐っこかったYくんが?

なんだか一瞬で時が流れたような気がして、胸がきゅんとなりました。

ご近所さんの私に対してちゃんと敬語で話すYくんは、確かにもう“子ども”じゃなくて、“思春期の男子”でした。

うれしいような、さみしいような、なんとも言えないくすぐったい気持ち。

ほんの数分の立ち話だったけれど、Yくんの成長にくすぐったくなった出来事でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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