筆者の話です。
母の怪我で数日実家に滞在して家事を手伝いましたが「もう帰っていい」と言われ帰宅。
すると後日、母の友人から「親を捨てて帰るなんて」と抗議の連絡が──

母の愚痴に絶句した電話

ところが翌日、母の友人から突然電話。
「親が怪我してるのに置いて帰るなんて」という抗議でした。

ひとしきり説教をされ、お詫びをすると、母が周囲に「娘に捨てられた」と愚痴っていたとのこと。母に確認をすると、婚家への気遣いもあったので「帰っていい」と言ったけれど、本当に帰るとは思わなかったと母からも言われ……。

言われた通りに帰っただけなのに、まるで冷たい娘に仕立て上げられたことに絶句しました。
それからというもの、帰省のたびに「親を捨てた娘」と言われ続け苦笑するしかありません。

「もういい加減にしてほしい」気持ち

私の配慮も足りなかったのかもしれません。
でも本音で言ってくれれば良かったのに……。
思えば、母の気まぐれな言葉や、本心と外への言い方の違いに振り回されるのはこれが初めてではありません。

それでも「娘だから仕方ない」と飲み込んできた自分がいます。
けれど、母が「かわいそう」を演じるたびに、私は「親不孝な娘」にされてしまう。
今回ばかりは心底「もういい加減にしてほしい」と思った出来事でした。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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