嫁と良好な関係を築きたいと思っている姑は少なくないでしょう。筆者の友人・N江さんもその一人。かわいい孫にも恵まれ、息子夫婦との関係も良好だと思っていたN江さんでしたが、嫁の不可解な行動に違和感を覚えていました。

そんなある日、私は友人と食事をする約束があったため、K菜に「明日は帰りが遅くなるから」と伝えました。
するとK菜は「え~? じゃあ夕飯はどうするんですかぁ?」と一言。
私が「え?」と言うと、K菜はついに本音を漏らしたのです。

「ご飯作るのめんどくさいし、お風呂も一人で入れるの大変なんですぅ。お義母さんにお願いすればお金もかからないし~」

折り合い

K菜の発言は、私と孫を会わせるためだけに来ていたわけではなく、家事育児の負担を減らしたい一心だったのだと知りました。息子の話を聞いた時も何かあるとは思っていましたが、あまりにも正直な理由ににちょっと引いてしまいました。

何となく「利用されている」ような気がして、あまり良い気分ではありませんが、孫は私に懐いているため、自分の気持ちに折り合いをつけようとしています。

しかし、今回の出来事をきっかけに、私たちは家族間のコミュニケーションが不足していたことに気づかされました。今後はお金のことだけでなく、お互いの気持ちを率直に話し合う機会を設け、より良い家族関係を築いていきたいと思っています。

【体験者:60代女性・嘱託職員、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文学科を卒業しOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子供を養うために、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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