筆者の話です。
親に『お見合い強制』をされ続けた私。
断ってもセッティングされ、半ば決まりごとのように繰り返されました。
弟には同じような話が来ても「嫌がっているから」と断っていたのに──。
親の『対応の差』は、今も心に影を落としています。

弟には自由、私には強制

一方で、弟にも縁談の話が持ち込まれていました。
そのとき親は、まず弟の意思を確認し、弟が「興味ない」と答えると「本人が嫌がっているから」ときっぱり断ったのです。

「え? 弟は自由にさせてもらえるの?」
私には押し付けてきたのに、弟には尊重の姿勢。
その『対応の差』は、胸に鋭い違和感を残しました。

今も残る違和感

同じ『子ども』なのに、なぜ私だけ押し付けられたのか。
お見合いを勧められるたびに、早く出て行けと言われているような気がして……
あの頃のモヤモヤは、大人になった今も完全には消えていません。

親世代の価値観と、子ども自身の気持ち。
どちらも無視できないからこそ、あの経験が今も私の心に問いを残し続けているのです。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.