筆者の話です。
「後輩がご飯食べられないらしくて」と夫に言われて準備したのは、節約・簡単メニュー。
まさか、そこから“主婦5人”が来るとは……いやいや、こっちはもう勘弁してくれって話なんですけど !?

“おもてなし”モードに追い込まれ……

数日前から大掃除。
メニューも見栄え重視で、盛り付けに器選びまで神経を使いました。
初対面の人たちに出す料理は“家庭の味”で済むわけがないのです。
ましてや、家庭の食卓を担っている主婦の方たちが来るというのだから、準備も万全にしておかなければ、とのプレッシャーが襲ってきます。

当日を迎え、
「わぁ、こんな料理作れるんですね」
「おうちもすごく落ち着きますね」
なんて言われても、こちらは内心ぐったり。
気づけば、笑顔が引きつってるのを自分でも感じるほど、疲れていました。

夫の笑顔と、私の本音

「また来たいって言ってたよ」
夫は満足そうに言いながら、次の予定まで催促してきたけれど。
「奥さん、素敵って褒められてた」とうれしい言葉も聞けたけど。
それを上回る疲労感に……いやいや、私は“もう勘弁してくれ”って思ってますけど?
となってしまいます。

それでも、誰かの記憶に“あたたかい家”として残ったのなら、少しは報われるのかもしれません。
光栄な経験だった、ただし“一度だけ”ならね。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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