バーベキューができる広いお庭って素敵ですよね。飲み物を用意したり火をおこしたり、皆で集まってワイワイと準備をするのも楽しそうです。今回はそんな楽しいバーベキューの準備をしている時に、まさかの人物に図々しいお願いをされた経験のある筆者の知人、Sさんのお話です。

その日はすんなり帰ってくれたため、Sさんはひと安心してバーベキューを楽しみました。

しかしその親子はその後、週末の度に庭先にやってきては「いつバーベキュー呼んでくれるんですか」などと催促してくるようになったのです。
「いえ、今週はしないので……」
Sさんの家に訪ねてくる以外はまったくご近所で顔も合わせませんし、よく知らない人なのでSさんは断り続けていました。

するとその親子がSさんの家の庭先に来ているのを見たご近所さんが、親子が帰った後に教えてくれました。
「あの人、幼稚園のママ友の間でも強引に家に上がりたがるからみんな困ってる人なのよ。食事代を浮かしたいみたいで1回来たら毎日のように来ちゃうからみんな断ってるの」

それを聞いたSさんはとりあえずバーベキューはしばらく開催しないことに。断り続けているうちに親子も来なくなり、Sさんはやっと安心してバーベキューを楽しめるようになったそうです。

今回の出来事を通して、Sさんはご近所付き合いの難しさや、知らない人との距離感を保つことの大切さを改めて感じたのでした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。

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