筆者の話です。
休日に思いがけず伯母から電話がありました。
久しぶりに声を聞いてホッとしたのも束の間、親族の訃報に胸がざわつきました。
会わないまま時間が過ぎたことを悔やみ、改めて伯母に会いに行こうと思った出来事です。

告げられた訃報

伯母は「元気ならよかったわ。でも実はね……」と切り出しました。
いとこのお嫁さんの親御さんが亡くなったという知らせでした。
父の葬儀にも参列してくれた方だったので、伯母が直接知らせてくれたのです。

「知らせてくれてありがとう」と言いつつ、まず自分の親族ではなかったことにホッとしてしまった私。
そんな自分が、少し恥ずかしくなりました。

会いに行こうと思った

電話を切ったあとも、しばらく心臓の鼓動が落ち着きませんでした。
安心した気持ちと親族の訃報に揺れる気持ちが同時に押し寄せます。
スマホを机に置いたまま、しばらく動けませんでした。

頭の中では、父の法事のときに久しぶりに会った伯母の笑顔が浮かびます。
もう1年も伯母に会っていないことを思い出し、胸がちくりとしました。
突然の連絡に怯えるくらいなら、やっぱり会いに行こう。
次に声を聞くときは「元気?」と明るく言えるようにしたい。
そう心に決めた出来事でした。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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