筆者の話です。
母は人の世話を焼くのが好きなタイプで、今も『あの人に声をかけたら?』とよく言います。
でも介助で精いっぱいの私は、母の“理想”まで背負えなくなっていました。
画像: 車いすの母が「助けてあげなさい」他人の世話まで要求。「もう限界だよ」私の『心の叫び』が止まらない

母は昔から世話好きな人

母は昔から、人の世話を焼くのが好きなタイプでした。
元気だった頃は、家族や近所の人のことまで気にかけ、困っている人を見つけると自分から動いて助けるような人だったのです。

例えば、買い物帰りに荷物を抱えていたお年寄りを家まで送ったり、地域の行事では誰よりも早く準備に駆けつけたり。
「気づいたならやってあげればいい」という考えが、母の中では当たり前になっていました。

今も変わらない母の口癖

今は車いす生活となり、外出時は私が準備や介助を全部しています。
それでも母は、通院の待ち時間や買い物の途中で
『あの人に声をかけてあげたら?』『あれを持っていってあげたら?』と、当たり前のように言うのです。

母が頼むのは、自分の用事だけではありません。
人に頼まれた手続きや、ちょっとした買い物まで、私が一緒ならできると思うのか、さらりと口にするのです。
昔と変わらず「誰かのために」と思える母は立派だと感じます。
けれど、その役割を背負うのは、今の私なのです。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.