接客業をしているとさまざまなお客様がいるものです。中には事情を抱えた人もいるようですが……。筆者の知人Aさんが働くバス停前のコンビニには、今日もいろいろな人がやってきます。たくさんのお客様を見てきたAさんを驚かせた、ある女性客の身勝手な割り込み理由とはどのようなものだったのでしょうか。

どんな理由があっても割り込みはダメ

「他のお客様のご迷惑になりますので、列に並んでください」

毅然とした態度でAさんが女性に伝えると、女性は文句を言いながら列の最後尾に並んでくれました。

その間にバスは出発してしまい、女性の順番が来ると「あんたのせいでバスに乗り遅れた! 絶対に許さない!!」とAさんは怒鳴られてしまいます。

Aさんは一瞬、言い返したい気持ちにかられましたが、プロの接客として冷静に対応しなければならないと、その思いをぐっとこらえました。

お客様でもダメなものはダメ

理不尽に怒られてしまったAさんは納得いかずモヤモヤしますが、全部を見ていた次のお客様に「大変だったね。いつもありがとう」とねぎらわれ、少し心が晴れました。

女性客の割り込みを受け入れてしまうことは簡単ですが、一人の要求を受け入れてしまえば他のクレームにつながりかねません。また、何よりルールをきちんと守って並んでいるお客様に対して公平でなくなってしまいます。

Aさんはこれからも、様々なお客様に出会うことでしょう。それでも、「ルールを守ることは、みんなが気持ちよく過ごせることにつながる」という信念を大切にしながら、気持ちのいい接客を心掛けたいと思っているそうです。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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