息子の「ママの料理まずい」という言葉に傷つきながらも、その本音に向き合った母。
親子の味覚ギャップから生まれた新たな気づきとは──?
今回は筆者の友人から聞いた、親子のすれ違いと成長のエピソードをご紹介します。

息子の想い

すると、意外にも息子は
「いいよ」
と素直にうなずいてくれました。

そのままキッチンで話をしているうちに、息子の求める味付けが分かってきたのです。

どうやら部活で真夏の日中に何時間も汗を流しているからこそ、塩分の多い濃い味付けのご飯が欲しかった様子。

「ママの料理がまずい」
という言葉の裏には、親の愛情と、成長する子どもの体が求めるもののすれ違いがあったのでした。

成長に合わせて

今では、息子の部活後はしっかり味付けしたメニューを、普段は薄味の家庭料理を、と作り分けるようにしています。

「今日もおいしいよ!」
と笑って食べてくれる息子の顔が、なによりのご褒美です。

親として、『子どもの成長に合わせて、向き合い方も知識もアップデートしていこう』と学んだ出来事でした。

【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。

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