乳幼児連れの外食、大変ですよね。泣きださないか、走り回らないか、あちこちに気を遣ってゆっくり食べられなかったり。そんな時、家族が協力してくれればよいのですが……
筆者の友人の話をお届けします。
画像: 外食で幼子をあやす奥さん、スマホに夢中の旦那さん → 見かねた義母の『ナイスフォロー』に拍手

天真爛漫で明るい姑

私の友人のA子は、夫、娘、姑と4人で暮らしています。
姑は朗らかでマイペース、ちょっとおせっかいで可愛らしい人です。

ある日、家族でファミレスに行った時のこと。

先に食事をしていたA子たちの隣の席に、夫婦と生後半年ほどの赤ちゃんがやってきました。
やがて、その家族のもとに注文した料理が届いた時、赤ちゃんがぐずりだしました。

妻は一生懸命あやしますが、赤ちゃんは泣きやまず。
夫はその様子を気にするでもなく黙々と食べ続けていました。

泣きやまない赤ちゃん

旦那さんが食べ終わったら奥さんと交代するのかな?

他人様のご家庭ながら気になってしまい、そんなことを考えていると。

夫は早々と食事を終えると、スマホをいじり始めました。
「ねぇ、食べ終わったなら交代してくれない?」
妻が声をかけましたが、夫は、
「ん~? あやしながら食べればいいだろ」
と、スマホから目を離しません。

え? 代わってあげないの?

内心モヤっとしたその時、姑がスッと立ち上がりました。

姑のナイスフォロー

「まぁ可愛い! 赤ちゃんてタイミングよく泣くのよねぇ。うちの孫もそうだったのよ。お母さん、私が抱っこしてるからゆっくり食べて? ね?」
笑顔で奥さんに話しかけました。

これを見てさすがに夫も立ち上がり、妻から赤ちゃんを受け取ると慣れない手つきであやし始めました。

「あらぁ残念。久しぶりに赤ちゃんを抱っこしたかったわぁ」
姑は心底残念そうに言います。

お義母さん、ナイスです!! 姑の優しい気遣いにA子は心の中で拍手を送りました。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:田辺詩織
元医療事務、コールセンター勤務の経験を持つ在宅ワーカー。文学部出身で、文章の力で人々を励ましたいという思いからライターの道へ。自身の出産を機に、育児ブログを立ち上げ、その経験を生かして執筆活動を開始。義実家や夫、ママ友との関係、乳幼児期から中学受験まで多岐にわたる子育ての悩みに寄り添い、読者が前向きになれるような記事を届けている。

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