近年、PTAのあり方は多様化しています。活動が縮小されたり、任意加入となったりする学校がある一方で、地域コミュニティの中心として活発に活動している学校も少なくありません。今回は筆者の友人A子さんから聞いた、初めてのPTA役員で奮闘したエピソードを紹介します。

集計が……めんどくさすぎる!

そう、ベルマークの「集計」が、こんなに大変な作業だとは、思いもよらなかったのです。

・メーカーごとに点数が違う
・細かい作業で目が疲れる
・集計されずに溜まっていた何年も前のものも残っていて、仕分けに時間がかかる

一つひとつは小さな作業ですが、気が遠くなるほどの量がたまっていました。
委員会の人数は10人ほど。みんなで協力しても、なかなか終わりません。

職場では、今日も先輩たちがにこやかに声をかけてくれます。
ありがたい気持ちと、増え続けるベルマークの山を前に「もうこれ以上は」という気持ちがせめぎ合い、複雑な心境を抱えるA子。
学校のためには集めたほうがいい。でも、この地道な作業に終わりが見えない……。

「ベルマークって、集めるだけじゃないんだ」

この1年、A子さんを悩ませる「ベルマークのジレンマ」は、働きながらPTAをこなす多くの人にとって、きっと他人事ではないはずです。

【体験者:30代・女性パート 、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。

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