小学生くらいになると、しっかりと会話が出来て賢いなと思うこともあります。しかし、中にはこちらが対応に悩んでしまう子もいるようです。
今回は筆者の友人A子さんの、思わずため息が出てしまうような体験談です。

嘘でしょ?

チャイムを鳴らしたのは、Bちゃんでした。
娘は公園に行ったと伝えましたが、「早く中に入れて」としつこく食い下がってくるのです。
しまいには「トイレ漏れる」と言うので、仕方なくトイレだけ貸してあげようと、家に入れてあげることに。
しかしBちゃんはトイレへ行かず、そのままリビングへ走り、

「今日のおやつ何!? 私お腹ペコペコなんだけど!」

そう言い出したので、本気で呆れてしまいました。
流石に帰そうと何度も出るよう言いましたが、Bちゃんは「娘ちゃんをここで待つ」と言ってききません。
さらに「ママが良いっていってたから!」となぜかママのせいにして、そのまま居座ろうと抵抗し続けたのです。
最終的にA子さんが少し怒ると、不貞腐れながら出て行きましたが……。

その日からしょっちゅうチャイムが鳴り、娘がいなくても家に上がろうとするようになったのです。

可哀想だけど、いつまでも相手をするわけには

周りに相談すると、どうもBちゃんは放置子らしく、よその家になんとかして居座ろうとするそうでした。

「ここはあなたの家じゃない。娘がいない時は絶対にダメ!」

そう毅然とした態度を貫くと、自然と来なくなっていったのと、学校で娘とも遊ばなくなったようでした。

後から考えると、Bちゃんの行動の背景には、家庭での寂しさや、誰かに構ってほしいという気持ちがあったのかもしれません。線引きの難しさと、それ以上に子どもたちの心を理解することの大切さを改めて感じた出来事でした。

【体験者:40代・女性パート、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.