筆者が以前勤めていた職場に、Mさんという人がいました。「シングルだから頑張らないと」と言っていたMさんでしたが、私はMさんに対して覚えた違和感があって……。衝撃のエピソードをご紹介します。
画像: <まさか>「一人親だから頑張らなくちゃ♪」でも絶対子どもの話をしない同僚の『衝撃の素顔』にゾッ

違和感

私が以前勤めていた職場にいたMさん。
見た目は少し派手めな人でしたが、シングルで子どもを育てているとのことで、「一生懸命働かなくちゃ!」と頑張っている人でした。

ただ不思議だったのは、子どもについて全く話をしないことでした。
Mさんは、休憩時間や昼食の時、周囲が子育ての話になると口をつぐんでしまうのです。それについて周囲は多少の違和感を覚えつつも、プライベートなことなので話したくないのかなというふうに捉えていました。

新メンバー

ある日、新しいパートさんが入社することになり、4人のパートさんが私の部署に配属されてきました。
私はそのうちの1人・Kさんを指導することになり、いろいろな話をするように。
ある日Kさんが「すみません、窓際の席に座っている人ってMさんですか?」と聞いてきたのです。

「知り合い?」と聞くと微妙な顔をして「子どもの学校が中学校から同じで……」と言いました。
確かに、2人の様子を見ていると何となく変な感じ。
MさんもKさんを避けている様子があったので、Kさんに何気なく理由を聞いてみることにしました。

思わぬ家庭事情

Kさん曰く「Mさんのお子さん、学校で暴れたり急にいなくなったりするんです。この間はスーパーで万引きして通報されていました。近所の人が言うには、Mさんの娘さんは児童相談所に一時保護されたことがあるっていうんです。学校は家庭でもしっかりと心のケアをしてあげた方が良いって言ってたらしいんですけど、Mさんが絶対に認めなかったとかで」

あまりにも信じがたい話に、私は返す言葉がありませんでした。

本当なの?

さらにKさんが言うには「本人はT町にあるパチンコ屋に男性とよくいるんですよ。知り合いが働いていて、毎日のように来てる人だって言ってたんです」とのこと。

「まさかそんなことは」とKさんの話に半信半疑でいたある日のことでした。
退勤のついでに私は溜まったゴミを捨てようと思い、会社の表玄関からビルの裏側へ回ると、Mさんが勝手口のドアのところで電話をしているのを見かけました。
私は反射的に身を引いて隠れてしまったのですが、そこでこんな話が聞こえてきました。

「今夜も母親に子どもを預けてそっちへ行くから。あの子、私の言うこと聞かないし、悪さばっかりするし、かわいくないのよ。それに私はあの子なんかより、B夫くんと一緒にいたいんだもん」

Mさんはシングルで頑張っているというイメージが強い人でしたが、この時の辛辣な言葉からKさんのあの話はもしかしたら本当なのかもしれない、とこの時思いました。

私が感じていた違和感の正体は、Mさんの本性だったのかもしれません。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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