SNSが生活に根付く今、誰かの写真をシェアすることは簡単で日常的です。でも、そこで気をつけたいのがプライバシーの問題。ちょっとした配慮の差で人間関係が揺らぐこともあるのです。今回は、筆者の友人のエピソードをご紹介します。

丁寧だけど「手厳しい」一文

その後も何度かやりとりを続けましたが、結果は変わらず。
そこで私は最後の手段に出ました。

友人関係を壊すかもしれないというリスクを承知の上で、M美の投稿に、あえて公開でコメントを書き込んだのです。

「この子の親である私には許可のない投稿なので、少し配慮してもらえると嬉しいです」と。

丁寧な言葉を選びましたが、第三者が見れば、どちらに非があるかは明らか。
友人としてではなく、1人の親としての、毅然としたメッセージでした。

友情とプライバシーの大切なバランス

その後、コメント欄には「さすがに許可なしはダメだよ」といった反応が相次ぎ、M美は慌てて投稿を削除しました。

この一件で、私たちの友情に少し気まずい空気が流れたことは事実です。
でも、親しい間柄でも守るべき一線があることを、M美に分かってもらうためには必要なことだったと思っています。

友人同士であっても、プライバシーの尊重は欠かせないということを、改めて実感した出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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