嫁姑関係は人それぞれ。必ずしも仲が悪いわけではなく、うまくいっている人もいて、百人いれば百通りの嫁姑関係があるはずです。ところが筆者の知人Aさんの一人息子が選んだ結婚相手のMさんは、姑は敵と言わんばかりに敵対心むき出しな態度です。息子のお嫁さんとは仲良くしようと思っていたAさんですが、敵扱いしてくる嫁と仲良くすることはできるのでしょうか。

すると息子はMさんが「姑は嫁の敵なんだよ! 嫁と姑が仲良くできるはずがない」という考えだと話してくれたのです。

それでも嫁と仲良くしたい

Mさんの考えが1つも理解できなかったAさん。ですが、Mさんと関係を改善し仲良くなりたい気持ちがあったので、その後も自分は態度を変えることなくMさんに優しくし続けました。

AさんがMさんに優しくし続ければ、Mさんの中の姑は嫁の敵という考えも変わるだろうと思ったのです。

しかし、Aさんの思いとは裏腹にMさんの態度は変わりませんでした。Aさんの言葉に返事もろくにせず、無視をし続けるのでAさんも心がすっかり疲れてしまったのです。

距離を置く選択、そして思うこと

これまでずっとMさんに対して、仲良くしたいという優しい気持ちを持ち続けていたAさんでしたが、Mさんの変わらぬ態度に心が折れそうになりました。

「どんなに頑張っても冷たくされるなら、Mさんの望み通りの態度をとってしまおうか」

Mさんの冷ややかな態度を見る度に、Aさんの頭の中にはこんな考えが浮かぶようになっていたのです。

このような思いを抱くようになってしまっては、もうこれまでのようにMさんと向き合っていくことは難しい。そう考えたAさんは、一度息子夫婦とは距離を置くことにしました。

嫁と姑という立場だけで相手のことをよく知ろうともせず、関係性を決めてしまう。それはとても残念なことだとAさんは感じています。この経験を通じて、人間関係の難しさ、そしてそれぞれの立場や考えがあることを改めて考えさせられました。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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