可愛い孫に会える時間は、とても愛しくて幸せな時間なはず。
ところが筆者の知人A子さんは、そんな時間に頭を悩ませているようで……。

親しき中にも礼儀あり

さすがに頻度が多く、いくら可愛い孫のためとはいえ心身ともに負担を感じるようになりました。

「来るのは構わないけれど、こちらにも予定があるから、せめて事前にアポを取ってほしいのよ」

そうやんわり嫁に言ってみますが、

「でも、お義父さんお義母さんに毎日会いたがってるんで~」
「うちの子、本当にお義母さん達のこと大好きなんですよ~!」

とニコニコしていて、なかなかこちらの意図が伝わりません。
さらに「たまには一人時間を堪能したい」と言い、嫁は孫を置いて夜まで帰ってこないこともあるのです。
たまの息抜きならもちろん良いと思いますが、月に何度も預かっているような状態です。

息子が単身赴任中で、ワンオペ育児が大変なのは重々承知しています。
もちろん困った時は力になってあげたいと思ってはいますが、やはり互いの線引きは必要だと感じています。

可愛い孫とは言え、自宅が常に子供を預かる場となっている現状に、A子さんは違和感を覚えています。
「我が子がお義母さん達に会いたがる」という言葉の裏に、自分達が都合よく頼られているのではないかという気持ちが拭えないのです……。
せめて先に連絡をするとか、頻度を減らすなど、もう少しお互いを尊重した関係性を築きたいと願っています。

【体験者:60代・主婦、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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