「思い通りにいかないこと」って、なるべくなら避けたいですよね。でも、子育て中はそれが日常茶飯事になります。特に、イヤイヤ期真っ只中の子どもと一緒だと、予想外のハプニングがつきもの。今回は友人の体験談をお届けします。

計画外の景色がくれたもの

しばらくすると、言葉を失うほど美しい光景が私たちの目の前に広がりました。
遮るものが何もない水平線に沈んでいく、燃えるように真っ赤な太陽。

コンビニで買ったお菓子を頬張りながら、家族3人でただその景色を眺めていた時間は、言葉にできないほど穏やかで、心が満たされていくのを感じました。

あれから1年。
4歳になった息子は、楽しみにしていた水族館のことも豪華なホテルのことも忘れてしまいましたが、今でもふと、「ママ、また行きたいね。あの、おひさまが大きくて真っ赤だったところ!」と言います。

計画通りにはいかなかったけれど、あの日の夕焼けは息子の心にくっきりと焼き付いているのだと思います。
私にとっても、かけがえのない最高の旅になりました。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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