今回は筆者の知人のB子さんから聞いた、通勤バスで出会った「迷惑な座り方」をする客との出来事をご紹介します。誰もが我慢していた中、状況を一変させたB子さんのひと言とは?

もう限界

私は一度大きく深呼吸してから、なるべく静かな声で言いました。
「すみません、ここ、あなただけの座席じゃないですよね?」
男性はポカンとした顔でこちらを見ましたが、黙ったまま、そのまま足をすっと引っ込めました。
車内は一瞬しんとしましたが、隣の女性が小さく頷いてくれたのが見えて、私はホッとしました。

その後

それ以降、バスは何事もなかったかのように静かに進みました。
私は自分のスペースを取り戻し、ようやく真っすぐ座ることができました。
あのとき、もし黙ったままだったら、私はきっと一日中モヤモヤしていたと思います。
ほんの少しの勇気を持って一歩踏み出すことで、場の空気は変わり、私自身の心も、まるで重い荷物を下ろしたように軽くなりました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。

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