忙しい毎日の中で、大切な人への優しさをキープするのって、実はとても難しいことですよね。「もっと大事にしたい」と思いながらも、疲れていると、つい余裕がなくなってしまうもの。今回は筆者の友人の体験談をお届けします。
画像: <親に言えない本音>優しくしたいけど、正直しんどい、、、そんな自分に【罪悪感】を感じていたが?

笑顔の裏のため息

実家の母に、屈託のない笑顔で「来週、また来れる?」と言われた瞬間。私は張り付いたような笑顔を浮かべ、心の中でそっとため息をついていました。

平日は仕事と育児でクタクタ。
せめて週末くらい、自分の時間が欲しい。

でも「高齢の親に会える時間は限られている」という正論が頭をよぎり、「ううん、なんでもない」と本音を飲み込んでしまう。
そして結局「うん、来週また来るね」と答えてしまうのです。

母を想う気持ちに嘘はないけれど、正直しんどいときもある……そんな自分が嫌でした。

つのる自己嫌悪

子どもを連れて実家に行くと、母は本当に嬉しそうにします。
その顔を見ると「やっぱり来てよかった」と思う半面、帰りの電車ではどっと疲れが押し寄せるのです。

昔はなんでもテキパキこなしていた母が、最近は同じ話を繰り返したり、動作がゆっくりになったり。

その姿を見るたび胸が締め付けられ、「お母さん、歳をとったなぁ」と思ってしまう自分に、嫌悪感すら覚えました。

優しくしたいのに、できない瞬間がある。
そんな自分が「冷たい娘」のように思えて、罪悪感はつのるばかりでした。

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