大人になると、ふとした瞬間に親から言われた言葉を思い出すことってありませんか? その時はピンと来なくても、時が経つうちに「こういうことだったんだ」と腑に落ちる瞬間が訪れるものです。今回は筆者の友人の体験談をお届けします。

そんな時、声をかけてくれたのは過去に一緒に仕事をしたクライアントや同僚たち。
「あなたなら安心して任せられるから」。そんなふうに言って、仕事の依頼をしてくれたのです。

「君の丁寧な仕事ぶりを覚えているよ」と言ってくださる方もいて、胸が熱くなりました。

見えない財産が私を守ってくれた

特別な実績やスキルではなく、彼らが覚えていてくれたのは、過去の私が積み重ねてきた“誠実な姿勢”でした。

その時、ハッとしたのです。

「信用」という目に見えない財産が、10年の時を経て、新しい一歩を踏み出そうとする私を支えてくれている。

やっと、母の言葉の本当の意味が胸に落ちました。
若い頃の私が「信用なんて」と笑っていたことを、今では恥ずかしく思います。

あの頃、真面目にコツコツ頑張った小さな誠実さが、今、私の1番のお守りになってくれています。

【体験者:30代・女性フリーランス、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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