子どもの成長過程における失敗は避けられないものです。しかし、その後の親の対応によっては、周囲に不快感を与えてしまうこともあります。今回は、ご近所付き合いの中で直面した、そんな親の対応についてのお話です。筆者の知人Aさんの住む地域では、暴れん坊の息子のやらかしたことをすべて「子どものしたことだから」で済ませてしまうCさんがいました。Cさんが自らの行動を見つめ直すきっかけとなったAさんの言葉とはどのようなものなのでしょうか。

親の責任を考える

ある日、Cさんの息子がAさん宅のガーデンライトにボールをぶつけ壊してしまいました。

Cさんはまたもや伝家の宝刀「子どものしたことだから」で逃げ切ろうとしますが、Aさんは許しませんでした。

「子どもがしたことだから、親がしっかりと謝って、教えてあげるべきなのではないですか?」

逃げ腰になるCさんを引き留め、Aさんははっきりと伝えました。さらに、こう続けます。

「『子どもがしたことだからいいよ』という言葉は、許す側が言うセリフです。あなたが言うことではありません!」

改心したCさん

Aさんの言葉にCさんは顔面蒼白になりました。そして、ようやくAさんに謝罪をしてくれ、息子にも謝らせたのです。

Aさんが見たかったのは、Cさんのその態度です。謝ってくれれば子どものしたことを大げさに問題にするつもりもありませんでした。

「ちゃんとダメなことはダメって教えてあげてね」

Aさんの言葉が響いたのか、それ以降子どもをきちんと叱るCさんの姿を見かけるようになったそうです。子どもが間違った行動をとった時、それを正しく導くことの重要性をAさんの対応から考えさせられます。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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