退院直後、まだ痛む体を引きずって帰宅した私。そこで待っていたのは、まさかの“空気を読まない要求”をしてくる義母だった――。友人が、体験談を語ってくれました。

義母のまさかの要求

いや、退院=全快じゃないんですよ。

張り付いた笑顔で「すみません、まだ少し痛くて」と言って、ようやく布団に横になろうとしたそのとき、義母が言いました。

「じゃあ、私は帰るわね。あ、A(夫)、電車で寂しいから話し相手になってくれる?」

……え?

感謝とモヤモヤのはざまで

私は今、ようやく帰宅したばかりで、歩くのもままならず、夫の支えなしでは立っていられない。それをこの目で見ておきながら、夫に「送って」って。しかも理由が「寂しいから」!?

もちろん、家のことをしてくれたことには本当に感謝しています。けれど、今目の前にいる私の状態が本当に見えていないのだろうか。

いつも電車であちこち出かけている義母。1人で帰れないわけがありません。

娘の“救いのひと言”

退院して間もないこの状況で、義母の言動は、とても無神経に感じられました。

もう痛いし悲しいし、横になりながら私は涙が出そうでした。

すると娘が、「おばあちゃん、1週間ありがとね! でも、今日はパパはママのそばにいたほうがいいと思う」と言ってくれたのです。

娘がそう言うと、義母は「あら、そう?」と帰っていきました。

【体験者:40代・パート、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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