筆者の友人・K代は息子が小学生の時に離婚。両親もすでに他界していたため、シングルマザーとして子育て・仕事・家事をワンオペで頑張っていました。息子が中学生になり部活を始めると、とんでもないママ友に出会ってしまったそうです。

意外な助け舟

すると、3年生の中心的な存在の保護者・Yさんが「私もシングルなんだけど?」と一言。
Yさんは「別にK代さん(私)は不幸の特売セールをしてるわけじゃないでしょ? お互いに助け合えるところは助け合いましょうっていう話じゃないの?」と追い打ちをかけました。

Yさんの反撃にぐうの音も出なかったTさん。
後で聞いた話ですが、Tさんは普段から自分勝手な言動で輪を乱すことが多かったとか。
Tさんの言動に対する周囲の不満が募っていた中で、Yさんの毅然とした態度が、他の保護者たちの共感を呼んだようでした。

その後

結局、TさんはYさんとうまくいかなくなり、他の保護者たちからも距離を置かれてしまいました。

同じ言葉やニュアンスでも、受け取り方って本当に人それぞれです。
違う価値観を頭から否定するのではなく、お互いに少しでも歩み寄る気持ちがあれば、トラブルを回避することができるんだろうなと思わされた出来事でした。

【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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