近所でよく見かける「放置気味」の子どもたち。親の姿は見えず、ヒヤリとする危ない遊びに遭遇したことがある方も多いのではないでしょうか。
筆者の知人A子も、息子の友だち兄弟が遊びに来るたび、モヤモヤを抱えていました。
しかしある出来事をきっかけに、事態が大きく変わったそうです。

その後に訪れた予想外の展開

数日後。玄関に現れたのは、半泣きのB子さん。「息子たちが帰ってこないんです」と切羽詰まった様子。

ドキッとしました。急いで手分けして探しに行くと、少し離れた公園で2人を発見。

B子さんは「ありがとうございます」と何度も頭を下げ、ホッとした顔を見せました。その姿に、私も少しだけ救われた気がしたのです。

その帰り道、B子さんはぽつり。

「私、仕事が忙しくて向き合えてなかったんです」

その一言に、ずっと張りつめていた気持ちが少しずつほどけていくのを感じました。

たったひと言で変わる親同士の距離

その日を境に、「無理のない範囲でお互い見守ろう」と声を掛け合うようになりました。

でも、もし子どもたちが見つからなかったら? 事故が起きていたら? そう考えると思い出すたびに背筋がひやりとします。

子どもたちの安全は、大人同士がつながることで守れるもの。「何かあってからでは遅い」と痛感した出来事でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。

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