筆者の友人・R美は夫と2人家族。R美の悩みは義母の過干渉……もっとも迷惑だと感じているのは、アポなしでの訪問でした。ある日、いつものようにやってきた義母の勘違いから、とんでもない話が分かったそうです。

それは夫が幼い頃、何かあると常に押し入れに閉じ込められて食事も与えられなかったこと、「あんたにはこの部屋がお似合い!」と言って狭い納戸をあてがわれていたこと、布団も常に古い物を使わされていたことを聞きました。
さらに狭いところで育ってしまったため、狭いところでしか眠れなくなったことがわかったのです。

トラウマ

義母は私には良き母親を演じていましたが、実際は虐待に近い行いをしていたのです。
未だにトラウマを抱えた夫が不憫になり、物理的に距離をとろうと引っ越しをすることにしました。

引っ越してからというもの、義母のアポなし訪問はなくなり、接する頻度が少なくなったことで、夫も精神的に安定して、私と一緒の部屋で寝られるようになりました。

今後

義母がなぜ夫をそのように育てたのかはわかりませんが、夫が深く傷ついていることは事実です。
これからは少しでも穏やかな生活ができるようにしてあげたいと思っています。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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